診療案内

対象疾患


結腸癌
大きな癌に対しては通常の開腹手術、それ以外の患者さんには腹腔鏡を併用した小さな傷の開腹手術を行います。
手術後はStage IIIの患者さんには再発予防のための抗癌剤治療(補助化学療法)を行います。
Stage IIの患者さんへ補助化学療法を行うことに関しては学会に賛成と反対意見があり、一つに決まっておりません。個々の患者さんと相談して決めております。
既に転移を有するStage IVの患者さん、手術後に再発を起こした患者さんには、病気の状態に応じて個々の患者さんに適した治療を行っています。
結腸癌の転移、再発は、肝臓に起こることが図抜けて多い特徴があるため、肝臓への転移のある患者さんには肝動注治療と全身への化学療法を併用して行い、一部の患者さんには化学療法後に手術を行い、治癒に持ち込むことが可能になってきています。

直腸癌
欧米およびアジアの先進国での標準治療は、手術前に放射線と抗癌剤を用いた化学放射線療法を行ってから手術を行う治療法です。
しかし日本では、放射線治療の施設のない病院でも直腸癌治療が行われてきています。
私達は1994年から、手術前に化学放射線療法を行ってから手術を行っております。
直腸癌の手術後の再発は、骨盤内に最も頻度が高く、手術だけで治療をした場合には15-20%に骨盤内に再発が起こると報告されています。
私達の施設の骨盤内再発の頻度は3%です。また手術前に化学放射線療法を行うことで, 癌が縮小して元の大きさの約30%にまで小さくなるため、永久的な人工肛門になる患者さんを減らすことが可能になっています。